2015年秋 入学

2020年3月の卒業を目指して

試験後の講演会「通信での学習」


地方試験会場の特権、講師講演会。

大阪では「通信での学習」と「河川水の変異原性試験」の2本でした。


「通信での学習」について少しご紹介。

講師は慶應通信で副部長を2013年末までされていた、

文学部(社会学)教授 岡原正幸先生です。


まずは、先生が開設されたHPのご紹介。

「学習のすすめ-慶應大学通信教育課程で学ぶ」

慶應通信で学ぶにあたって、特にレポートと卒論を中心に、

アドバイスが掲載されています。

事務的な情報が少し古くなっているものもあるようです。

その当たりは各自で要確認です。



1.勉強時間を捻出する。

先生曰く「15分あったら勉強する。それ以下のときは慶應の教員紹介のページを見てみる」

忙しい人向けのアドバイスでした。待ち時間、電車の中など15分あるとき勉強するように。

1ブロック15分と考えて、空き時間が15分あれば勉強する。



2.テキストの読み方

まず、レポートを書くために、課題になっている箇所を読む。

次に、科目試験に受けるために読む。

最後に、卒論のために読む。


「卒論のために読む」

卒論のテーマが決まっている人は、卒論に関係ないところは読まなくてもいい。

まだ、卒論のテーマが決まっていない人は、卒論のテーマを探すために読む。

そして、「テキスト」とは「自分のために役立てる本」です。



3.卒論(レポート)

レポートと卒論の書き方は基本的に同じです。

レポートだからこの程度でいい、はないそうです。


卒論の構成として

「はじめに(序章)」

3章3節3項(1章に3節、1節に3項の合計27項)

「おわりに(終章)」

(3章3節3項の数字の部分はお好みで~)

で、文字数は1項1000文字ほど、1節3項だと1節はだいたいレポート1つ分になります。

つまり、レポートが9本と序章と終章で3万文字程度の卒論ができあがるわけです。

また、卒論の書き始めはどこから初めてもいいとのこと。

頭から順番に書かなければならない、という訳ではないそうです。


4.卒論テーマの探し方

卒論の指導の先生は自分で探すのが基本だそうです。

指導してくれる教員は慶應義塾大学専任の教員です。

リストのリンクも上記HP内にあります。

先生の経歴や文献から取り組みたいテーマを探すために、

時間があるとき(15分あるときは勉強、それより短いときは)上記リンク先をチェック

するように、とのことでした。

先生の論文はダウンロードできるものもあるので、内容を読んでみましょう。

教員紹介ページに記載されたメールアドレスに直接質問したり、お願いするといいでしょう。

また、試験後講演会、慶友会の講師派遣、スクーリングなど、

直接先生と会えるチャンスは活かしましょう。

こうした手段を利用して、先生から卒論指導の内諾をとって、

卒論指導申請のときにその旨メモしておくといいそうです。


5.そのほか

質問時間を設けてくださいました。

その中でのお話です。

①社会学の科目試験はどれか1つの章を読めばいいようにしている。

②テキスト以外に文献は5冊読むのがよく、

自分で探してきたかどうかが大事。それがあると評価が高い。(先生による!?)

(5冊というのは、書籍、web、新聞等含めて5冊)

③手前勝手な意見?理論?であってもそれを裏付けるものがあればOK(極論ですが)



とにかく岡原先生はざっくばらんに楽しくお話をされて、

今回の講演で一気にファンを増やしたのではないかと思いました♪

卒論の構成については、某先輩のブログでも紹介されていたので、

やっぱり、あの先輩はすごい。と再認識。


まずは、反省だけならサルでもするそうなので、

少しは行動に還元しようと思います。


科目試験後の講師講演。次回も楽しみです。



てぃんとの秘密の机

大きくなれよ、わたしの知性