試験後の講演会「通信での学習」
地方試験会場の特権、講師講演会。
大阪では「通信での学習」と「河川水の変異原性試験」の2本でした。
「通信での学習」について少しご紹介。
講師は慶應通信で副部長を2013年末までされていた、
文学部(社会学)教授 岡原正幸先生です。
まずは、先生が開設されたHPのご紹介。
慶應通信で学ぶにあたって、特にレポートと卒論を中心に、
アドバイスが掲載されています。
事務的な情報が少し古くなっているものもあるようです。
その当たりは各自で要確認です。
1.勉強時間を捻出する。
先生曰く「15分あったら勉強する。それ以下のときは慶應の教員紹介のページを見てみる」
忙しい人向けのアドバイスでした。待ち時間、電車の中など15分あるとき勉強するように。
1ブロック15分と考えて、空き時間が15分あれば勉強する。
2.テキストの読み方
まず、レポートを書くために、課題になっている箇所を読む。
次に、科目試験に受けるために読む。
最後に、卒論のために読む。
「卒論のために読む」
卒論のテーマが決まっている人は、卒論に関係ないところは読まなくてもいい。
まだ、卒論のテーマが決まっていない人は、卒論のテーマを探すために読む。
そして、「テキスト」とは「自分のために役立てる本」です。
3.卒論(レポート)
レポートと卒論の書き方は基本的に同じです。
レポートだからこの程度でいい、はないそうです。
卒論の構成として
「はじめに(序章)」
3章3節3項(1章に3節、1節に3項の合計27項)
「おわりに(終章)」
(3章3節3項の数字の部分はお好みで~)
で、文字数は1項1000文字ほど、1節3項だと1節はだいたいレポート1つ分になります。
つまり、レポートが9本と序章と終章で3万文字程度の卒論ができあがるわけです。
また、卒論の書き始めはどこから初めてもいいとのこと。
頭から順番に書かなければならない、という訳ではないそうです。
4.卒論テーマの探し方
卒論の指導の先生は自分で探すのが基本だそうです。
指導してくれる教員は慶應義塾大学専任の教員です。
リストのリンクも上記HP内にあります。
先生の経歴や文献から取り組みたいテーマを探すために、
時間があるとき(15分あるときは勉強、それより短いときは)上記リンク先をチェック
するように、とのことでした。
先生の論文はダウンロードできるものもあるので、内容を読んでみましょう。
教員紹介ページに記載されたメールアドレスに直接質問したり、お願いするといいでしょう。
また、試験後講演会、慶友会の講師派遣、スクーリングなど、
直接先生と会えるチャンスは活かしましょう。
こうした手段を利用して、先生から卒論指導の内諾をとって、
卒論指導申請のときにその旨メモしておくといいそうです。
5.そのほか
質問時間を設けてくださいました。
その中でのお話です。
①社会学の科目試験はどれか1つの章を読めばいいようにしている。
②テキスト以外に文献は5冊読むのがよく、
自分で探してきたかどうかが大事。それがあると評価が高い。(先生による!?)
(5冊というのは、書籍、web、新聞等含めて5冊)
③手前勝手な意見?理論?であってもそれを裏付けるものがあればOK(極論ですが)
とにかく岡原先生はざっくばらんに楽しくお話をされて、
今回の講演で一気にファンを増やしたのではないかと思いました♪
卒論の構成については、某先輩のブログでも紹介されていたので、
やっぱり、あの先輩はすごい。と再認識。
まずは、反省だけならサルでもするそうなので、
少しは行動に還元しようと思います。
科目試験後の講師講演。次回も楽しみです。
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